2021-02-25 更新
哀川 翔、剛力彩芽、新羅慎二(若旦那)、勝俣州和、柳沢慎吾
映画『新 デコトラのシュウ 鷲』の大ヒットよろしく舞台挨拶イベントが都内で行われ、主演の哀川 翔、共演の剛力彩芽、新羅慎二(若旦那)、勝俣州和、柳沢慎吾が舞台挨拶を行い、クロストークを繰り広げた。
本作は、平成15年から平成20年までに5作品が公開され人気を集めたシリーズが約12年ぶりに復活。デコレーショントラックの運転手(哀川)の義理と人情たっぷりな人間模様が描かれる。香月秀之が監督を務めた。
主人公・鷲一郎を演じた哀川は、昨年7月の撮影を振り返り「誰一人コロナにかかることもなく、みんな健康で、12年というブランクも感じさせないくらい、明るい雰囲気で撮影できました。和気あいあいとした楽しい現場でした」と笑顔で報告した。
哀川と第1作目からゴールデン・コンビを組んでいる柳沢は、「初めて会ったのが17年前。すぐに意気投合しました」と哀川との再びのタッグに大喜び。
次から次と自己紹介でしゃべり倒す柳沢を見て、哀川は「この男、ほんとによくしゃべるんだよね。でも一度だけくたばった姿を見たことがある。しゃべりすぎて体力を使い果たして素に戻った姿を見た時は笑い転げた」と暴露した。
柳沢は「あの時は疲れちゃったんだよね……」とコメント。続けて、「ふたりとも60近くになって、セリフ覚えが悪くなった」とボヤキ節もみられた。
鷲一郎のマドンナ・演歌歌手の高宮すずめ役を務めた剛力は、コメディ映画に挑戦。「コメディ映画って、皆さんまじめにやられているんです。一生懸命みんなでやってる姿を見て勉強になりました。コメディは観るのも演じるのも好き。とても楽しい撮影でした」とコメデイ映画出演で、新境地を開いたことを報告した。喜怒哀楽を外に出す役で、迫力あるシーンも見どころ。哀川は「すずめが壺振りをするシーンがあるんですけど、しびれましたよ」と称賛していた。
オネエの警察官を演じた新羅(若旦那)は「監督が心配するぐらいオネエになりきりました(笑)。そんな姿に一番驚いたのは自分です。自分の中にこんなキャラクターがいたのかとビックリ。まだ役が抜けないときも……」と告白し、会場に笑いを誘った。
哀川と柳沢が「めちゃくちゃテンション高かったよね。初日からそんな迫力で来るか!?と驚いた」と感想を述べると、新羅は「自分の中で楽しくて、すごくいいな_―って(笑)。剛力さんと話す時も『ねえ! 聞いて~!』って感じで」と楽しそうに話した。
哀川と個人的に付き合いの深い勝俣は、意外なことに俳優としては本作が初顔合わせだという。自称・特殊詐欺捜査のベテラン刑事という役柄を演じる。「翔さんとは出会いから35年になるけれど、映画共演は珍しいです」と語り、「警察の方に話を聞いたり、相当役に入り込んでいました。今回は役作りが難しかった」と苦労も吐露した。
映画の内容にちなんで「人助けエピソード」を披露する場面も。
哀川は「熊本の白川水源に行ったとき、俺の横にいた子どもが水面に落ちたんだよね。水面から上がってきた瞬間に手を掴んだら、ひょいっと軽く上がった。助けることが出来た」と驚きのエピソードを披露。みんな、人命救助に感心仕切りだった。
柳沢は「コロナ禍で、僕は報道関係者の皆さんに助けられています。感謝してます」と神妙なコメント。
剛力は「タクシーに同乗したマネジャーさんが車内に携帯電話を忘れたことがあって、無事に戻ってきたことがありました。良かった」とコメント。
新羅は共演者のBOYS AND MEN・水野 勝のために曲を書いたというエピソードを披露した。
勝俣は「犬4頭を散歩させているおばあちゃんがいたのですが、犬が脱走して、おばあちゃんは転倒。僕が逃げ出した犬を捕まえて、戻してあげました」と人助けエピソードを披露した。
最後に哀川が「5作目から12年経ち、新たな作品が完成して嬉しいです。みなさんに元気な笑いを届けられるような作品が出来ました」と作品をアピールした。
(取材・文・写真:福住佐知子)
関連記事