2020-11-29 更新
原題:100 DINGEデジタル社会に生きる現代人に贈る、シンプルライフ・エンターテインメントが誕生! ドイツ・ベルリンを舞台にした『100日間のシンプルライフ』が12月4日(金)、ヒューマントラストシネマ渋谷・有楽町、シネマート新宿ほか全国順次公開となる。
本作はフィンランドで一大ムーブメントを起こしたドキュメンタリー映画『365日のシンプルライフ』をベースに、価値観の異なる男たちの財産を賭けた勝負へと大胆に脚色。ドイツ・ベルリンを舞台に、2人の細マッチョ・イケメンがテンポの良い掛け合いを見せるエンターテインメントとして昇華させた。
主人公のパウル役を監督・脚本も手掛けたフロリアン・ダーヴィト・フィッツ、親友でありビジネスパートナーのトニー役をマティアス・シュヴァイクホファーと、ドイツの人気俳優が競演。全篇に漂うスタイリッシュな雰囲気と予測不能なストーリー展開に目が離せない!
スマホ依存症のパウルとコンプレックスの塊のトニー。幼なじみでビジネスパートナーの2人は、アプリ開発事業も順調で、自身の欲望を満たすための多くのモノに囲まれる生活を送っていた。
そんなある日、大げんかした2人は酔った勢いで大金を賭けたある勝負をすることに。それは、すべての家財道具を倉庫に預け、裸一貫で所持品ゼロの状態から1日一つずつ必要なモノを取り戻し100 日間生活する、とんでもない勝負だった!
勝負を通して、モノやデジタルに依存している生活に気づき始める2人。100日目を迎えた彼らが選んだ、本当に大切なモノとはーー?
(2018年、ドイツ、上映時間:111分、PG-12)
キャスト&スタッフ
監督・脚本:フロリアン・ダーヴィト・フィッツ
出演:フロリアン・ダーヴィト・フィッツ、マティアス・シュヴァイクホファー、ミリアム・シュタインほか
配給
トランスフォーマー、フラッグ
12.4[FRI]ヒューマントラストシネマ渋谷・有楽町、シネマート新宿ほか全国順次公開
■ オフィシャル・サイト: 100simplelife.jp (外部サイト)
物欲と金欲にドップリまみれたデジタル世代の青年2人が、軽いノリで大金を懸けたバトルに挑み、厳寒のベルリンを全裸で駆け抜ける!という衝撃のオープニングから、倉庫に預けた全所有物から生きるために最も大切な物を1日1個、100日間かけて取り戻していく……という人生リセット・エンターテインメント!
オンライン・ストアでワン・クリックして購入してしまった一度も袖を通していない服、似通ったスニーカー、新品同様で埃をかぶったまま放置されたモノの残骸――デジタルな生活が当たり前になってしまった時代に生きる私たちには身に覚えのある光景だろう。
そして、彼らのサバイバル・ライフを笑いながらも、誰しもが必ず考えるに違いない――自分にとって最も選択したい100個とは何なのだろう、いま自分の周りにあるモノは本当に必要なのか、と。
彼らの最後の選択はちょっと極端だったかもしれないし、いかにもドイツ的だ。でも、新たな地平から自身の生活を見直すきっかけを与えてくれる作品であることは間違いない。
(Maori記)
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・12月4日公開!