2009-11-16 更新
イントロダクション
『山の郵便配達』『故郷の香り』で日本でもファンが多いフォ・ジェンチイ監督が、台湾の小さな街を舞台に描いた心温まるラブストーリー。故郷から多く離れた台北に夢をつかもうとやってきたが声が出なくなってしまった歌姫が、山間の小さな街で暮らす天涯孤独な青年とめぐり逢い、ゆっくりと流れる時間の中で青年の優しさに癒され、元気を取り戻していく。
主演は、第2のチャン・ツィイーとも言われる中国の若手女優トン・ヤオと、田中麗奈や伊東美咲との共演で日本でも人気が高いチェン・ボーリン。トニー・ヤン、モー・ズーイーら台湾の若手俳優が脇を固めている。
ホウ・シャオシェン作品などでおなじみとなった、日本人の郷愁を誘う台湾の地方都市で繰り広げられる物語は、多くの観客の心を揺さぶるだろう。
ストーリー
渓谷沿いを走るローカル線の駅がある町・菁桐(チントン)。ここで孤児として育った青年モウ(チェン・ボーリン)は、幼い頃に彼を捨て町から出た母親との再会を夢見ながら、自分を温かく見守ってくれた町の人たちに恩返しをするため、毎日様々な雑用を忙しくこなしていた。ある日、菁桐の駅に到着した列車からひとりの若い女が降りる。メイと名乗るこの女は、台北で売り出し中の中国から来た大型新人歌手だったが、新曲発売の直前に突然声が出なくなり、逃げるようにしてこの町にたどり着いたのだった。人なつっこいモウとすぐにうち解けたメイ。ふたりは一緒に過ごす時間が多くなるが、メイはプロデューサーのレイ(トニー・ヤン)への思いを断ち切れないでいる一方、モウはメイへの想いを募らせていく。そんなある日、メイの行方を捜す芸能記者のジャックがついにメイを発見、レイが台北からやってくることになった。
(2009年、日本・台湾・香港・中国、上映時間:103分)
キャスト&スタッフ
監督:フォ・ジェンチイ
脚本:ス・ウ、田代親世
出演:チェン・ボーリン、トン・ヤオ、トニー・ヤン、モー・ズーイー、ジャネル・ツァイ、テレサ・チーほか
配給
ゴー・シネマ
2010年正月第2弾、シネスイッチ銀座他 全国順次ロードショー
オフィシャルサイト
http://taipei-snow.jp/main.php
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