2022-08-14 更新
英題:킹메이커韓国が誇る名優ソル・ギョングと『パラサイト 半地下の家族』のイ・ソンギュンが共演し、第58回百想芸術大賞で最優秀男性演技賞、監督賞、男性助演賞の3冠受賞を果たした『キングメーカー 大統領を作った男』が、ついに日本公開!
最高権力の座をめざして政治家同士が激突し、負ければ汚職など不正行為を問われて刑務所入りになることもある韓国の大統領選。本作は日本とも縁の深い第15代韓国大統領、金大中(キム・デジュン)と彼の選挙参謀だった厳昌録(オム·チャンノク)の実話を基に、『名もなき野良犬の輪舞』のビョン・ソンヒョン監督が苛烈な大統領選の裏側を赤裸々に描いた衝撃作。
劇中、光の当たる表の存在として民衆の希望となるカリスマ政治家キム・ウンボムを演じたソル・ギョング。そして同じ理想を追いかけながらも、影の存在として裏の仕事を引き受けるソ・チャンデを演じたイ・ソンギュン。韓国映画界を代表する実力派俳優が、誰よりもお互いを必要としながらも、決定的なところで混じり合わない2人の複雑な関係を熱演した。
1961年。韓国東北部の江原道で小さな薬局を営むソ・チャンデ(イ・ソンギュン)は、独裁政権を打倒して世の中を変えたいという思いから、野党の新民党に所属するキム・ウンボム(ソル・ギョング)に肩入れしていた。
チャンデはウンボムの選挙事務所を訪ね、「1票を得るより相手の10票を減らす」戦略を提案する。理想家肌のウンボムにとって賛成できない案だったが、チャンデの豊富なアイデアに助けられ、ウンボムは補欠選挙で初当選。さらに63年の国会議員選挙では地元である木浦で対立候補を破り、新進気鋭の国会議員として注目を集めることに。チャンデも表にはでない影の参謀として活躍する。
しかし、勝利のためには手段を選ばないチャンデに次第に党内から不満の声が漏れ始め、ウンボムも徐々に理念の違いを感じ葛藤していく。
(2021年、韓国、上映時間:123分)
キャスト&スタッフ
監督:ビョン・ソンヒョン
出演:ソル・ギョング、イ・ソンギュン、ユ・ジェミョン、チョ・ウジン
配給
ツイン
シネマート新宿ほか全国順次公開中
■ 公式サイト: kingmaker-movie.com (外部サイト)
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