2022-07-17 更新
白井光浩
80年代、あの大人気映画に熱狂した全国のシャバ僧たちに愛を込めて贈るオマージュ満載の痛快人情活劇! 白井光浩&清水宏次朗主演の新作映画『ビーバップのおっさん』。この度、プレミア上映を前に、主演・白井光浩のオフィシャル・インタビューが到着した。
プロデューサーさんに、私を主演に映画を撮りたいと言っていただきました。『ビー・バップ・ハイスクール』世代のプロデューサーですし、いつか私を取り上げてみたいというご希望を持っていただいていたみたいです。『ビー・バップ』は、作品全体のコンセプトとして、もちろん主役のお二人とヒロインの方をフィーチャーした映画ではありますけど、私に限らず、脇役も人気がある映画でした。
特に条件というものはありませんでしたが、思いはありました。
清水宏次朗さんはご病気を患っていて、経緯をずっと見ていましたが、いつか復活してもらいたいという思いがあり、この作品の話を頂いた時に「ぜひ宏次朗さんと一緒に出演させていただき、俳優業再開のきっかけの一つになれば嬉しいです」とお話させていただきました。
「与太郎シリーズ」では、トオルとテルが中学校が同じで、高校で因縁を持って再会したという設定なので、ヒロシとテルって、因縁みたいなものはないんですよ。「与太郎シリーズ」では全く触れ合っていなかったんで、本作は、いいおっさん同士のいいバディになっていて良かったと思います。
非常に楽しかったです。『ビー・バップ』の時はそんなに絡みはなかったので、久しぶりというよりは初めてという感じだったんですが、宏次朗さんのお陰もあり、非常にやりやすかったです。
中学校の時に、「3年B組金八先生」を再放送で見たんですが、直江さん演じる加藤が逮捕されるシーンは、コタツに潜り込みながら泣いた記憶があります。すごいなと思って。直江さんご自身が大好きだったので、本作でご一緒出来てすごく嬉しかったです。
『ビー・バップ』の公開が終わったら、『湘南爆走族』が公開されたんです。1回か2回拝見したので、村澤さんのことはよく覚えていたました。3年前位にとあるイベントで共演したら、気があって、個人的に連絡をさせてもらうようになり、YouTube番組「テルチャンネル」に出演していただいたりしていました。本作では、『ビー・バップ』だけじゃなく、他の80年代のテレビ番組や映画のオマージュもしたかったので、「『湘爆』の村澤さん、いいじゃないですか」という話になりました。
直江さんや村澤さんと同じで、80年代のドラマや映画でインパクトが強かった「ヤヌスの鏡」の杉浦 幸ちゃんにお願いしようという話になりました。杉浦幸ちゃんは、僕らの世代とってスーパー・アイドルで、お会いするのは初めてでしたが、気さくで明るい方だと知ってびっくりしました。
80年代に爪痕を残した者同士、いいおっさんといいおばさんになってますんで、いい感じで映画の撮影もプロモーションもやらせていただいています。映画の撮影中もいい感じの現場でしたし、今はプロモーションを皆で楽しくやらせていただいています。
クライマックス・シーンについては、後から話を聞いてみると、スタッフや共演者の方たちは、「あの時は白井さんに近寄れない雰囲気だった」と言っていました。一発勝負だったのと、一番気持ちを乗せたいシーンだったので、すごく気持ちを集中していました。
後から聞いたんですけれど、ラスト・シーンの撮影時には、宏次朗さんが、「テルの気持ちが入ってきてるんだから、みんな気を使ってやれよ」と周りの方たちに言って下さっていたみたいです。あの場面を作ってくれたのは宏次朗さんかもしれないです。
思った以上に楽しかったです。想像しいていた以上にいい映画に仕上がっていました。色もカット割りもよかったですし、満足しています。。
『ビー・バップ』にものすごいリスペクトを払ってオマージュをさせていただいた作品で、私たちの世代の人たちに観ていただけると、ハートをくすぐられるような方々が多々出ています。オマージュ作品なので、『与太郎シリーズ』の一面も多々ある、笑いあり、涙あり、アクションありの人情活劇・娯楽映画です。
それぞれの役者がそれぞれ喜びを持って精一杯撮影に挑んで、ものすごくいい映画が出来上がったと自負しております。家族愛、友情、涙、笑い、アクションと、非常に難しくない映画に出来上がっています。ストレートにおっさんやおばさんたちの応援映画になっています。少しでもこの世知辛い世の中が元気になってもらえたら幸せです。よかったら観てやってください。
(オフィシャル素材提供)
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