2022-05-29 更新
ネットで話題になった漫画『こんなに危ない!?消費増税』を映画化、高校生たちが日本の未来を問う社会派青春ストーリー。
20年以上デフレとパンデミックに見舞われたこの国で、自分たちに何ができるのか、その問いを青春映画として昇華した異色の作品が。監督・脚本を手掛けるのは、舞台「炎炎ノ消防隊」、ミュージカル「ヘタリア」シリーズなど、数々の人気漫画を原作とした舞台の企画や演出・脚本等を手掛けるなるせゆうせい。
主人公・高橋アサミを演じるのは、映画『踊ってミタ』でヒロインを演じ、初の連続ドラマ「I"s」でもヒロインに大抜擢されるなど、現在数多くのドラマ映画に出演し注目を浴びている女優・加藤小夏。
元財務省の父、高橋陽一郎(川本 成)の影響をうけていた高橋アサミ(加藤小夏)は、高校3年生にして、政治に対し人一倍強いイデオロギーを持っていた。それゆえ、政治経済の授業でも、疑問に思ったことを先生に問いかけ、論破するほど。外部相談役の二階堂議員(萩野 崇)から注意を受けても、自分で調べ自分で辿り着いた答えを曲げることはなかった。
とはいえ、まだアサミはどこにでもいる女子高生。彼女ひとりでこの国を救えるわけもなく、自分が出来ることといえば、父が他界したのち面倒みてもらっている親戚・長内夫婦(モト冬樹・かとうかず子)の店や、衰退していく商店街を少しでも盛り上げることぐらい。
最初の頃、アサミをクラスの厄介者だと思っていた同級生の安倍(北川尚弥)や中谷(定本楓馬)も、少しでも自分たちの未来を明るくしたいと奮闘するアサミの姿や行動を見ているうち、次第に応援するようになる。
ある日、アサミと中谷は商店街のお祭りについて取り上げてもらおうと地元の若手新聞記者の荒畑(高橋健介)に掛け合いに行く。その帰り道、元戦隊ヒーローとして活躍していたタレント議員の武藤(蒼木 陣)と遭遇する。またとないチャンスと思いアサミは、武藤に駆け寄り「総理大臣に会わせてほしい」とまさかの直談判。
そのあと、急展開がアサミに巻き起こる……。
(2022年、日本、上映時間:87分)
キャスト&スタッフ
原作・原案:「こんなに危ない!?消費増税」(ビジネス社)
監督・脚本:なるせゆうせい
総合監修:藤井 聡
制作プロダクション:パーフェクトワールド株式会社
製作:株式会社オフィス・インベーダー
出演:加藤小夏、北川尚弥、定本楓馬、蒼木 陣、高橋健介、萩野 崇、モト冬樹、かとうかず子ほか
配給
株式会社トリプルアップ
6月17日(金)から池袋HUMAXシネマズ他、全国順次公開
■ 公式サイト: http://kimiton.com/ (外部サイト)
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