2021-03-10 更新
原題:DREAMLAND『アイ・トーニャ 史上最大のスキャンダル』『スキャンダル』で2度のアカデミー賞ノミネートを果たし、DCコミックス『スーサイド・スクワッド』の悪役キャラクター、ハーレイ・クイン役でも人気沸騰のマーゴット・ロビー。類いまれなルックスと実力を兼ね備えた今をときめくハリウッドのパワー・ウーマンが、新人ライターのオリジナル脚本に惚れ込み、自身の製作会社ラッキーチャップ・エンターテインメントで映画化を実現させた意欲作、それが『ドリームランド』である。
主演兼プロデューサーとしてこのプロジェクトを牽引したマーゴット・ロビーは、新たな才能の発掘に乗り出し、2016年の長編デビュー作『As You Are』がサンダンス映画祭で称賛された新鋭マイルズ・ジョリス=ペイラフィットを監督に抜擢。20代半ばの若さで、本作が2本目の長編映画となるジョリス=ペイラフィットはその期待に応え、乾いた地を舞台に登場人物の“ドリームランド”への渇望を緊張感たっぷりに描出。主人公たちの切ない心象風景を投影した幻想のイメージショットも、映画に繊細な詩情を吹き込んでいる。
ユージンを演じるのは、Netflix「ピーキー・ブラインダーズ」やTVシリーズ「ANIMAL KINGDOM」で脚光を浴び、大ヒットシリーズ第9弾『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』も待機中のフィン・コール。次世代スターへの道を突き進むイギリスの若手注目株が、ハリウッドを代表するスター女優ロビーを相手に、少年特有のまっすぐな恋情をみずみずしく体現している。
世界恐慌下の1930年代半ば、荒涼としたテキサス州の田舎町に暮らす17歳のユージン(フィン・コール)は、ある夜、納屋で大ケガを負った女性と出くわす。彼女こそが地元の銀行を襲撃し、警察から追われている強盗犯アリソン(マーゴット・ロビー)だった。
危険な犯罪者だと知りながらもアリソンに惹かれるユージンは、通報せずに彼女を匿うことにする。捜査の包囲網をかわし、自由をつかみ取ろうとするアリソンと、希望に満ちた新天地への憧憬を膨らませるユージン。
過酷な現実から逃れるという夢を共有したふたりは、果たして“ドリームランド”へたどり着けるのだろうか……。
(2019年、アメリカ、上映時間:101分、PG-12)
キャスト&スタッフ
監督:マイルズ・ジョリス=ペイラフィット
脚本:ニコラス・ズワルト
出演:フィン・コール、マーゴット・ロビー、トラヴィス・フィメル、ケリー・コンドン、ダービー・キャンプ、ローラ・カーク、ギャレット・ヘドランドほか
配給
ハピネット
4月9日(金) 新宿武蔵野館ほか全国公開!
■ オフィシャル・サイト: dreamland-movie.jp (外部サイト)
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