2021-03-04 更新
水瀬いのり、日野 聡、霜降り明星(せいや、粗品)、飯豊まりえ、瑛人
映画『トムとジェリー』のプレミアムイベントが都内で行われ、声優の水瀬いのり、日野 聡、ゲスト声優を務めた霜降り明星のせいやと粗品、飯豊まりえと日本語版主題歌を担当する瑛人が登壇し、作品についてクロストークを繰り広げた。キャストのクロエ・グレース・モレッツ(ケイラ)、マイケル・ペーニャ、ケン・チョンからのメッセージ動画も上映された。
本作は、生誕80周年を迎える人気アニメーション・シリーズ「トムとジェリー」を実写映画化。実写映像とCGアニメーションを組み合わせた作品。ドジでお調子者な猫のトムと、頭脳明晰でいたずら好きなネズミ・ジェリーの命がけの追いかけっこを描くドタバタ・コメディー。アニメの世界からそのまま飛び出してきたトムとジェリーが実世界で大暴れする。
トムとジェリーのケンカに巻き込まれてしまう主人公のケイラの声を担当した水瀬は「台本をいただいた時にそのセリフの量に驚愕しました。録り終えることができるんだろうかと不安でした……」と話し、「一人での収録で、約10時間かけました。ケイラと長い時間一緒に過ごすが出来たかなと。感慨深い思い出です」としみじみと語り、充実感をにじませた。そして、「トムとジェリーのガチな喧嘩シーンに注目してください」と見どころもアピールした。
新郎・ベン役を担当した日野は「世界中で愛され、自分も幼少期から親しんできた『トムとジェリー』に参加できて光栄です」と感激し、「完成作品の出来栄えも素敵な出来栄えです」と胸を張った。
トムとジェリーの大ファンだという飯豊は、「公園に登場する女性」と「鳩DJ」の声を担当しており、「鳩の声は初めて!」と笑顔で目をパチパチさせ、「でも友人に鳩好きの人がいて『鳩DJ役、いいなぁ~』って喜ばれました」とハトのDJ役に対する意外な反響を明かした。
霜降り明星の2人はトムの頭の中に現れる天使と悪魔役を担当。終盤に「トムとジェリーが命がけで一緒にウェディング・パーティーを成功させる」という映画の内容にちなんで、仲間と何かを成し遂げた瞬間の写真を公開するコーナーが設けられており、「M1グランプリ2018」で優勝した瞬間の写真を見せるも、どっちのお陰で優勝できたかという話ではお互いに譲らず、小競り合いに。最後に、せいやが「とか言っていても、結局仲がいいんです! トムとジェリーみたいに!」とまとめようとしたものの、粗品から「いらんなぁ~。スベってるわ」と突き放されていた。
当日は、シンガー・ソングライターの瑛人も駆けつけ、完全書き下ろしの主題歌「ピース オブ ケーク」を生披露。歌い上げた瑛人は「楽しかったです」と笑顔を見せた。キャスト陣は口々に「すごい」「良かった」「素敵」「あったかくなる」などと感激の様子を見せた。また、昨年ミュージックビデオで瑛人と共演経験がある飯豊も、「歌詞がすごく素敵で優しさが溢れてる。人柄が出ています」と大絶賛していた。
(取材・文・写真:福住佐知子)
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