2020-12-27 更新
般若
12月25日(金)より『その男、東京につき』が全国公開中だ。12月26日にヒューマントラストシネマ渋谷にて公開記念舞台挨拶が開催され、主演の般若が登壇。自身初の長編ドキュメンタリー映画の公開についての想いを語った。
映画上映後の会場に登壇した般若は、本作が公開された率直な感想を「本当に不思議な感じなんです。役者として出てるわけじゃないので、ただただ、まだまだ不思議です」と自分のドキュメンタリー映画が公開されることについてまだ戸惑いを隠せない様子を見せる。
映画では般若にカメラが密着取材をするほか、Zeebra、AI、t-Ace、R-指定(Creepy Nuts)ほか、多くの豪華アーティストが般若について様々な証言をする構成。過去に般若にマイクジャックをされたと言うAIの証言について「そんなことしてない(笑)」と自身のヤンチャな過去を冗談めかして否定。また、Zeebraがユニットグループ「般若」時代のカセットテープを劇中で披露したことについて「25年くらい前に渡したカセットテープを持ってるって時点で気持ち悪いですから。僕あれ、本当にショッキングだったんですよ。普通持ってるわけないじゃないですか」とその衝撃を告白。
映画に出演する豪華アーティストのなかには、般若が敬愛する長渕 剛も名を連ねる。長渕の映画出演の経緯は「実は、僕が剛さんにお願いしたんです。そして快諾してくださりまして、ああいう形で出演していただいて。もっと言うと、剛さんのシーンの部屋をプロデュースしてくれたのは奥様の志穂美悦子さんで、長渕夫妻でほぼほぼ出演という感じなんです」と般若からのラブコールによる出演だったことを説明。また、長渕に映画出演のお礼のメールを送ったところ、「お前が詩人であることの尊さ、この国での尊さをきちんとみんなに知らしめたかったんだよ」と長渕から熱い返事が返ってきたことを明かし、「剛さんの出演シーンは、僕も感極まりました」とその感動を振り返る。
最後に、「俺がマジで言いたいのは、本当に、俺みたいなどうしよもない奴が、人前に立ってるんで。悩んだり、いじめられたりとかってあると思うんですけど、全然大丈夫だから。金がなくても、その時しんどくても、余裕だって思ってれば何とかなる。生きてりゃ絶対にいいことあるし。死んだら終わっちゃうし。生きてるだけで、絶対、勝ちなので」と作品にも込められいる、壮絶な過去を乗り越えた般若だからこそ伝えられる熱いメッセージを語った。
(オフィシャル素材提供)
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