2021-03-17 更新
これまでロッテルダム、ヴァンクーバー国際映画祭などで受賞を重ねてきた池田 暁監督の最新作『きまじめ楽隊のぼんやり戦争』が、2021年3月にテアトル新宿ほか全国順次公開となる。
長編第2作『山守クリップ工場の辺り』(13)がロッテルダム国際映画祭、ヴァンクーバー国際映画祭でグランプリを受賞し、続く『うろんなところ』(17)もロッテルダム、東京、台北、エルサレムといった国際映画祭に出品されるなど、国際的な評価を積み上げてきた池田 暁監督の最新作。
独特のセリフ回しと間を用いた演出で、ユーモラスに人間を描いてきた池田監督。本作でもその演出は更に磨きがかかり、不条理な世界で生きていかなければならない人間をユーモラスかつシニカルに描いている。主人公・露木を演じるのは映画・テレビ・舞台と幅広く活躍する前原 滉。その同僚たちを今野浩喜、中島広稀、清水尚弥が演じ、更には橋本マナミ、竹中直人、矢部太郎、片桐はいり、嶋田久作、きたろう、石橋蓮司といった豪華な面々が池田ワールドを彩っている。
本作は日本映画の若手映画作家を支援してきた「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト」の一環である「長編映画の実地研修」として製作された。
いつの時代でもない、ある町。この町は何十年も向こう岸の太原町と目的も分からず戦争をしている。毎日、朝9時から夕方5時までが戦争の時間だ。
ある日、町で兵隊として暮らす露木は向こう岸から聴こえてきた音楽に心惹かれていく。そんな中、新しい兵器と部隊がやってくるという噂が広がり、露木や町の人々の生活も変化していく……。
(2020年、日本、上映時間:105分)
キャスト&スタッフ
監督・脚本・編集・絵:池田 暁
出演:前原 滉、今野浩喜、中島広稀、清水尚弥、橋本マナミ、矢部太郎、片桐はいり、嶋田久作、きたろう、竹中直人、石橋蓮司ほか
配給
ビターズ・エンド
3.26(金)より、テアトル新宿ほか全国順次ロードショー!
■ 公式サイト: bitters.co.jp/kimabon/ (外部サイト)
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