2020-11-06 更新
日本映画界の鬼才監督による野心的な企画と若い才能たちの予測不可能なケミストリーで創造する新レーベル<シネマラボ>。 その第1弾は、『踊る大捜査線』シリーズや『サマータイムマシン・ブルース』などのヒット・メイカー、本広克行監督が、押井 守の脚本「夢みる人」の実写映像化に挑んだ、まさにドリーム・プロジェクト。その名も『ビューティフルドリーマー』。日本映画の新たな伝説がここから始まる……。
今作は、映画を撮ったことのない先勝美術大学映画研究会の部員たちが挑む、映研に伝わる“いわくつきの台本”の映画化。「これは撮ろうとすると必ず何か恐ろしいことが起こる台本」という言葉通りに、部員たちは次々に予期せぬ困難やトラブルに見舞われる。果たして彼らは無事にクランクアップできるのか!?
映画という“夢”を創るため、集い、協力し、すべてをかける青春の姿。撮影という熱狂と興奮の中、恋と友情が交錯し、終わりなき“祭”は未来に向かって永遠に続いていく――。
男女6人の映画研究会のメンバーは、日本映画界期待の若手俳優たち。本広監督は、新たな試みとして、完全な脚本を用いず、おおよその筋だけを立て、現場で口頭の打ち合わせで芝居をまとめる“口立て”を用いた演出を取り入れ、若い俳優たちの新鮮な演技によるリアルな青春を映像に収めることに挑戦している。
翌日にせまった文化祭の準備に追われ、先勝美術大学の校内は、学生たちの熱気と喧騒に包まれていた。そんな中、例年通り文化祭で展示も発表もしない映画研究会の部室だけは、いつもと同じように、まったりとした時間が流れていた。
しかしその朝「部室の片隅に何かある」という不思議な夢を見たサラ(小川紗良)は、本当に古い段ボール箱を見つけてしまった! その中には古い脚本と演出ノート、1本の16mmフィルムが入っていた。そのタイトルは「夢みる人」。
さっそく映写してみるが、なぜかその映画は未完のままだった。そこにふらりと表れたOBのタクミ先輩(斎藤 工)は、彼らに「これは撮ろうとすると必ず何か恐ろしいことが起こる、OB達の間ではいわくつきの映画だ」と告げる――。
(2020年、日本、上映時間:75分)
キャスト&スタッフ
監督:本広克行
原案:押井 守
脚本:守口悠介
出演:小川紗良、神尾楓珠、森田甘路、藤谷理子、ヒロシエリ、内田倭史、斎藤 工、秋元才加、升 毅ほか
配給
エイベックス・ピクチャーズ
■ 公式サイト: beautifuldreamer-movie.jp (外部サイト)
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