2019-01-03 更新
原題:Whitneyどこまでも伸びる圧倒的な歌唱力を備え、ポップス史上に燦然と輝く奇跡のミューズ、ホイットニー・ヒューストン。80年代から90年代の全盛期、メディアを通して見る彼女は常に溌剌としていて、眩いばかりの笑顔を弾けさせていた。そのパワフルな存在感は、性別、国境、世代、そして人種までをも超えて、同時代を生きた人々に大きな活力を与えた。
しかし、『ボディーガード』の成功とボビー・ブラウンとの結婚を境に、薬物問題、複雑な家族問題ばかりが取り沙汰されるようになり、48歳という若さで不慮の死を遂げてしまう。いったい彼女に何があったのか? メディアの前では常に笑顔で陽気なスター、でも心の奥底は傷ついた少女。抱えていた複雑な感情をさらけ出し、波乱万丈な自らの人生と重ね合わせ歌にぶつけ続けた――。あの時代、あの瞬間、あの美声は確かにそこに存在していた。そして“ホイットニーの声”は、いつまでも私たちの心に届き続けるのだ。
ホイットニー・ヒューストン財団が初公認となる本作のメガフォンをとったのが、『ブラック・セプテンバー/五輪テロの真実』などを手掛ける、アカデミー賞®受賞監督ケヴィン・マクドナルド。世間にあふれたゴシップにとらわれることなく、膨大な映像記録を丹念にリサーチを敢行。初公開となるホームビデオや貴重なアーカイブ映像、未発表音源とともに、家族、友人、仕事仲間などの証言を紡ぎ合わせることで見えてきた彼女の真の姿とは? その知られざる素顔に鋭く、フェアに迫る傑作ドキュメンタリー。
(2018年、イギリス、上映時間:120分)
キャスト&スタッフ
監督:ケヴィン・マクドナルド
製作:サイモン・チン、ジョナサン・チン、リサ・アースパマー
編集:サム・ライス=エドワーズ
撮影:ネルソン・ヒューム
出演:ホイットニー・ヒューストン、シシー・ヒューストン、エレン・ホワイト、メアリー・ジョーンズ、パット・ヒューストン、ボビー・ブラウン、クライヴ・デイヴィス、ジョン・ヒューストン、ケヴィン・コスナー、ケニー“ベイビーフェイス”エドモンズほか
配給
ポニーキャニオン/STAR CHANNEL MOVIES
2019年1月4日、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
オフィシャル・サイト
whitneymovie.jp (外部サイト)
関連記事
・スーパーボールでの伝説の国家斉唱の裏側とは?