2018-12-24 更新
仮面ライダージオウ:奥野 壮、押田 岳、大幡しえり、渡邊圭祐
仮面ライダービルド:犬飼貴丈、高田夏帆、武田航平、水上剣星
劇場版ゲスト:大東駿介、福崎那由他
山口恭平監督
映画『平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER』が全国332スクリーンで封切られ、初日舞台挨拶に「仮面ライダージオウ」からはキャストの奥野 壮、押田 岳、大幡しえり、渡邊圭祐、「仮面ライダービルド」からはキャストの犬飼貴丈、高田夏帆、武田航平、水上剣星、劇場版ゲストの大東駿介、福崎那由他、山口恭平監督、11名が登壇した。
初日を迎え、満席の会場から大きな拍手で迎えられたキャストたちは、それぞれに初日を迎えた喜びを語る。
犬飼は、仮面ライダービルドの桐生戦兎役になりきり、「勝利の法則は決まった!」というセリフと決めポーズでファンを喜ばせた。さらに、「ジオウチームとビルドチームでの映画(共演)は初めて。どういう化学反応が起きているのか、まだ(作品を)観られていないのですごく楽しみ」と語った。
仮面ライダージオウ役の奥野は、自身が演じている常磐ソウゴの口ぐせで「なんかイケる気がする」をなぞらえて、「この映画、大ヒットする気がする!」と高らかに宣言。「早く皆さんに届けたいという気持ちがずっとあって、ドキドキと嬉しさで胸がいっぱいです」とコメントし、客席から大きな声援を浴びた。また、「ジオウ」のキャスト陣は完成作品を観たことを明かし、奥野は「演じていた僕ら自身が鳥肌が立つような映画だった」と誇らしげにアピールして観客の期待をあおった。
明光院ゲイツ(仮面ライダーゲイツ)役の押田は「早くお前らに映画を観せたくてウズウズしてる」と役にちなんだセリフで挨拶。「前半にコメディー調のところがある。いつもの僕らのキャラとは全然違う」と見どころも語った。また、すでに本作を観賞しているツクヨミ役の大幡は、「ビックリサプライズがあるよね…」と笑顔でコメントした。
敵役となるスーパータイムジャッカー・ティード役の大東は、学生時代から仮面ライダーに憧れていたことを明かし、作品への参加に大喜び。「ライダーが魔王になっている未来から来た役なので、世界を悪いほうに持っていったやつに対して『俺のほうが(世界を)よくできる』という気持ちを持って演じました」と役作りを振り返る。また、ティードのビジュアルについて、仮面ライダーに対する「闘志」として体にペイントをするというアイデアを出し、採用されたことも明かしていた。
物語の鍵を握るアタル役の福崎は「皆さんと同じ立場で、仮面ライダーを好きな少年として映画の中にいられるよう気をつけました」と撮影現場を振り返った。
山口監督は、「仮面ライダー龍騎」で助監督を務め、ライダー・シリーズにかかわってきたことを明かし、「演出家として育ててもらったことと、ファンの皆さんのおかげで仮面ライダーが20作も続いたことの恩返しがしたいという思いで作りました」と本作でメガホンを取った心境を語った。さらに、「懐かしいライダーもたくさん出てきます。バイクも出ます。キックもバンバンやりましたし、最後に大爆発もします!」と見どころたっぷりの本作をアピールした。
最後に犬飼は「仮面ライダーは時代とともに生きているヒーローだからこそ、ここまで愛される存在になったのかなと思います」としみじみ。奥野は、「今作では、『仮面ライダーはフィクション』というのが大きなテーマになっています。でも、ただのフィクションだったら、仮面ライダーの長い歴史は作れなかったと思う。僕たち仮面ライダーは『いつの時代も、たしかにここにいる存在です!』」と客席に向かって強く訴えかけた。
(取材・文・写真:Sachiko Fukuzumi)
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