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2018-12-10 更新
島津冬樹、岡島龍介監督、吉田大致(映画音楽コンポーザー)、汐巻裕子プロデューサー
2018年SXSW FILMスポットライト部⾨に正式出品され、世界が最も注目する段ボールアーティスト、島津冬樹の活動に迫ったドキュメンタリー映画『旅するダンボール』。ついに12月7日(金)より公開を開始し、同日、段ボールエッセイ『段ボールはたからもの 偶然のアップサイクル』も発売された。
初日、翌日の2日間に渡り、公開記念舞台挨拶&トークショーを行った。島津冬樹、岡島龍介監督、映画音楽コンポーザー吉田大致、汐巻裕子プロデューサーが登壇し、鑑賞後の観客の感想を聞きながらトークを繰り広げた。
岡島監督は「撮影のはじめは段ボール好きの島津のことを全く理解できなかった。撮影中のキャンプで一つのテントで一緒に過ごしてから、だんだん距離が縮まっていった」と明かした。
音楽の吉田大致は「ストーリーやキャラクターに寄り添って音楽をつけるため、撮影現場で監督と一緒に島津を研究した。半年は手探りだった」と撮影での苦労を語った。
プロデューサーの汐巻裕子は「一人のアーティストとしての成長記録としても、良い作品になった。島津君は、最初の撮影の頃とだいぶ顔つきが変わった」と話すと、島津冬樹は「精悍な顔つきになったとは最近よく言われます、ヒゲも生やしたし!」と答え、会場から笑いが起こった。
段ボールを巡る旅での思い出を聞かれると「イスラエルが大変だった。入国審査のときに段ボール拾いに来た、とうっかり言ってしまったら、止められて入国できなかった。それから4時間尋問を受けて空港に拘束されました。でも、いろいろな段ボールを見つけられてすごくいい国だった。しかし、出国のときに今度はセキュリティで怪しまられ、4時間かかりました……。結果的に段ボールは別送になりました」と、映画には描かれない段ボール旅の裏話も語った。
島津冬樹は最後に映画について、「僕のようなものづくりをやる人に勇気を与えられるんじゃないかな。普段目を向けない段ボールでも、素敵な映画や本になる。どんなものでも、素敵なものになることを知ってほしい。そう気づくきっかけを与えられたら」と熱い想いを伝えた。
■ 段ボールアーティスト・島津冬樹について
いま世界が最も注目する段ボール・アーティスト。
本人は自身を段ボールピッカーとも呼ぶ。これまでに世界30ヵ国を巡り、なにげない街角から捨てられた段ボールを拾ってきた。もう8年間もの間、誰もが見向きもしない段ボールを、デザイン、機能性を兼ね備えた段ボール財布に生まれ変わらせている。こうして島津が生み出す段ボール財布は世界中を旅して、リサイクルや再利用といった概念のさらに先を行く<アップサイクル>の可能性を伝えている。
島津冬樹 Carton 公式サイト: carton-f.com (外部サイト)
■ 初の段ボールエッセイ、映画公開と同時発売!
「段ボールはたからもの 偶然のアップサイクル」
映画公開日に、初の段ボールエッセイ(柏書房刊)が発売となった。街角で捨てられた段ボールを拾い集め、かわいくてかっこいい財布をつくる活動「Carton」を続ける島津冬樹。
世界30ヵ国を旅しながら大好きな段ボールを集めているうちに「不要なものから大切なものへ」というテーマを見つけました。段ボールを探し歩いた旅の記録、段ボールへの愛が語られる。
著者: 島津冬樹(文と絵)
発行: 柏書房
ISBN: 9784760150731
定価: 本体1,400円+税
発行元サイト: http://www.kashiwashobo.co.jp/book/b427248.html (外部サイト)
■ 映画のあとのおすすめスポット! 段ボールのあたたかさを感じよう!
島津冬樹の手作りの作品、Cartonのグッズを手にとれる場所がある。エッセイ本「段ボールはたからもの 偶然のアップサイクル」も全国の書店で発売中。映画鑑賞後にぜひお立ち寄りを。
◯ YEBISU GARDEN CINEMA付近: 恵比寿ガーデンプレイス内、東京都写真美術館ミュージアムストアNADiff BAITENで財布・エッセイ本販売
◯ 新宿ピカデリー: ポップコーンアップサイクルバッグ 2500円(税込)限定販売
◯ 国立新美術館内B1 スーベニアフロムトーキョー: ミニフェアとワークショップを開催中
◯ 京都・藤井大丸:carton EXHIBITION~旅するダンボール~: 7階ギャラリースペースにて展示とワークショップを開催中
(オフィシャル素材提供)
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