2018-11-04 更新
第31回東京国際映画祭受賞のコンペティション部門出品作品『アマンダ(原題)』が、最高賞となる東京グランプリと最優秀脚本賞のW受賞という快挙を成し遂げた!
便利屋業をしているダヴィッドは、パリに出てきたてのレナに出会い、恋に落ちる。しかしその直後、姉の突然の死によって彼の人生は無残に壊れていく。ダヴィッドはショックと辛さを乗り越え、まだ若い姪っ子アマンダの世話をしながら自分を取り戻していくストーリー。今年フランスで主演作が3本公開される大注目の若手俳優 ヴァンサン・ラコストを主演に迎え、恋人役には『グッバイ・ゴダール』のステイシー・マーティン、さらにアマンダ役には今作が初の演技経験であるイゾール・ミュルトゥリエが好演している。
映画祭の上映会場では、涙と感動で温かな空気に終始包まれ、SNSでは「誰もが彼らの心に寄り添って観られる映画」「観終わった今でも涙が止まらない!」など熱い感想が続々とあがっていた。
美しいパリを舞台に、悲しみから乗り越えようとする青年と少女の心の機微を優しく丁寧に紡いだストーリー、そして全ての人びとの心に寄り添う普遍的なテーマが評価され、見事W受賞へと輝いた。
『アマンダ(原題)』は、来年2019年初夏、シネスイッチ銀座ほか全国公開する。
<審査委員長 ブリランテ・メンドーサ監督コメント>
本作は、一見シンプルに見えるものの決して単純な作品ではなく、私たちの心をとても強く惹きつけ、複雑な人間の感情を映画として体験させてくれる素晴らしい作品だ。
<カエル・アース監督 動画コメント>
受賞に慣れていないのに二つも受賞し、しかもひとつはグランプリと、大変幸せで誇りに思います。一緒に映画祭に参加したプロデューサーのピエール・ギュイヤールとこの賞を受賞した喜びを分かち合います。そしてヴァンサン・ラコスト、イゾール・ミュルトゥリエ、ステイシー・マーティン、オフェリア・コルブ、マリアンヌ・バスレーらの俳優たちとも。観客の皆さんとは、作品上映後に素晴らしい議論が交わせました。
地球の反対側くらい離れていても映画が人々を感動させる、これ以上大きなご褒美はありません。皆さんの情熱と寛大さに感謝します。
改めてメンドーサ監督、そして素晴らしい審査員の皆さんのご厚意に感謝します。同席できないことが残念ですが、また日本で皆さんと再会して交流し、議論できる日が待ちきれません。
(オフィシャル素材提供)
関連記事
・来日イベント