2016-10-30 更新
美しい景観に恵まれた神話の里・奈良県葛城地域を舞台にし、主演を注目の女優・小芝風花が務める、映画『天使のいる図書館』のオール奈良県ロケでの撮影がクランクアップした。
本作は奈良県の葛城地域に実際にある図書館を舞台に、小芝演じる新人司書のさくらが図書館に来た老婦人の“ある願い”を叶えることで、地域の歴史や文化を理解し、そこで出会う様々な人々との交流を通して人間的に成長していくという心温まるストーリー。
小芝は撮影前に、自身が演じる吉井さくらが図書館に勤務する、一般的にあまり聞きなれない“司書”という職業であることから「家の近所にある図書館に行きました」と実際に足を運んだそうで、「図書館によっても雰囲気が全然違ったので、撮影をした広陵町立図書館では事前に雰囲気とかも見せていただき、図書館で働いている司書の方に、本カバーのつけ方などの実務を教えていただきました」と述べ、実際に司書という職業を体験し撮影に臨んだ。撮影中も「慣れない作業をしながら演技をするのはすごく難しかったんですけど、(司書が)裏でこんなにいろいろな業務をやってくださっているんだと、新しい発見がありました」と、役を通して司書の業務を肌で感じていった様子。
また、全編を撮影した奈良県・葛城地域の印象を聞かれると、「とにかく人が優しいなって思いました。婦人会の方がご飯を作ってくださったり、街の方々がいつも“頑張ってね”と声をかけてくださって、それだけで元気が出ました」と撮影に協力してくれた地域の方への感謝の気持ちを述べ、特に印象に残っているロケ地には、「神社もいっぱいまわらせてもらいましたし、たくさんあるんですけど、特にススキ野原は風景がすごく綺麗でした。映画のシーンとしても、初めてさくらが今までにはなかった感情をぶつけるシーンを撮った場所なので、特に印象に残っています」と回顧した。
最後に小芝は、「きっと、奈良にこんな素敵な場所が、まだいっぱいあったんだなって絶対に思ってもらえる映画ですし、さくらという役を通しても、人間のちょっとした変化や、そんなに大きくは変わらないけれど少しずつ成長する姿が描かれていると思うので、共感していただける方も多いと思います。奈良の素敵な風景と人の温かさを存分に感じていただければと思っておりますので、ぜひ観てください」と作品への手応えを述べた。
監督は、映画『桜ノ雨』(16)のウエダアツシが務め、脚本には『百瀬、こっちを向いて。』の狗飼恭子を迎えている。映画『天使のいる図書館』は、2017年初春の公開予定。
映画 『天使のいる図書館』
(2017年、日本)
■監督:ウエダアツシ
■脚本:狗飼恭子
■出演:小芝風花、横浜流星、森本レオ、香川京子ほか
■配給:ユナイテッド エンタテインメント
<葛城地域観光振興シネマプロジェクト>
葛城地域観光協議会(御所市、大和高田市、香芝市、葛城市、広陵町)
映画製作委員会(ワンダーラボラトリー、JR西日本コミュニケーションズ、 HORIZON、ユナイテッドエンタテインメント、ライブラリーコンテンツサービス)
■オフィシャル・サイト:http://www.toshokan-movie.com/ (外部サイト)
(オフィシャル素材提供)
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