2017-05-04 更新
神木隆之介、中村倫也、奥野瑛太、澤 穂希(スペシャルゲスト)
配給:東宝=アスミック・エース
【前編・後編】2部作絶賛公開中!
© 2017 映画「3月のライオン」製作委員会
映画『3月のライオン』トークショー付き前編・後編イッキ見上映会が都内で行なわれ、神木隆之介、中村倫也、奥野瑛太と、スペシャルゲストに元サッカー女子日本代表の澤 穂希が出席した。澤は、今年1月9日に第一子女児を出産して以来、初の公の場ということで「緊張しています」と笑顔を見せた。
本作は、青年コミック誌「ヤングアニマル」(白泉社)で連載中の羽海野チカの漫画が原作。神木扮する17歳のプロ棋士・桐山零が、3姉妹との交流やライバル棋士たちとの対局を通じて成長する様が描かれる感動作。中村と尾上は、それぞれが零の先輩棋士の三角龍雪と松本一砂を演じた。
前編・後編の上映後にキャスト3人が登場。前後編を続けて鑑賞したファンへ、神木は「皆さん、お疲れ様でした」とねぎらいの言葉をかけた。その後ゲストに澤を迎えて、映画のテーマ「人生を闘うものたち」にちなんだクロストークが行なわれた。元サッカー女子日本代表の澤がゲストということもあって、神木たちは緊張気味。
澤は作品の感想を聞かれると、「(自分と)重ねて拝見させていただきました。私も幼少の時からサッカー1つでやってきて、家庭の問題、苦労したことに共感できて、楽しく観させていただきました」とコメント。神木は「嬉しいです、本当。頑張ってよかった」としみじみ。
澤は“人生を闘い続けるコツ”について聞かれると「プロは結果を求められるものなので、勝ち続ける難しさ、そして周囲からの期待感からくるプレッシャーとの闘いが大変でした。でも私自身はそんなプレッシャーを楽しみながらやっていました。それと、サッカーはチームプレイなので、皆でそれぞれの欠点を補いあって乗り越えていた気がする」と現役時代を振り返った。
そんな澤の話を聞いて尾上は「映画作りもチームプレイなので、僕も現場ではチームで作り上げることを意識してる」。中村も「人に頼れば自分も頼ってもらえる。一人で出来ることは限られるけれど、掛け算をすると届くことがある」と真摯にコメント。
また、育児の苦労について聞かれた澤は、「育児って楽しいです。あまり泣かないですし、育てやすいっていうか、よく寝てくれるいい子なんで、大変なことは、これからあるかなとは思うんですが……」と笑顔で語り、母の顔を見せていた。
最後に、澤は「いい映画を観させてもらって嬉しかった。共感する部分の沢山あるこの映画を沢山の方に観に来てほしい」とアピール。神木は、「戦う全ての皆さんの中で、後押しできる作品になっていたらいいなと思っています」と客席向けてメッセージを送った。
(取材・文・写真:Sachiko Fukuzumi)
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