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2015-11-22 更新
旭堂南湖、勝呂佳正監督
配給:株式会社フラッグ
新宿武蔵野館で公開中ほか 全国順次公開
© 2015 flag Co.,Ltd.
『映画 講談・難波戦記 ―真田幸村 紅蓮の猛将―』が11月21日(土)に初日を迎えた。舞台挨拶には主演・旭堂南湖、勝呂佳正監督が登壇。南湖氏による初日特別版のミニ講談「真田大助 駿府の使者」も披露された。映画の番外編エピソードの、スクリーンから飛び出したような圧巻の実演に会場は大いに盛り上がり、初日にふさわしい晴れやかな舞台挨拶となった。
【旭堂南湖のコメント】
たくさんの皆様に劇場に足を運んでいただいて大変嬉しく思います。今日は映画の番外編としてミニ講談もやらせていただきましたが、やはり実際にお客様を目の前にしてやるのはいいですね。映画の撮影をしたときは、スタジオでスタッフさんを相手だったので、笑ってほしい場面でもなかなか反応がもらえず調子を出すのに苦労しましたが、今日はたくさん笑っていただけてよかったです。
「難波戦記」で活躍する真田幸村は来年NHKの大河ドラマの主人公になりますよね。大河で、講談で語られてきた「幸村」ではなく本名の「信繁」で親しまれるようになると、我々講談師は「信繁」と呼び方を変えなければいけなくなってしまうかな(笑)。それくらい盛り上がる作品になると思います。今日披露したようなエピソードがまだまだたくさんあるので、第2弾、第3弾と作っていけたらなと思います。
観客の皆様は講談の話を、頭にその情景を浮かべながら聞いていただいたと思います。その人間の想像力は本当にすごいものなんです。作品を観て面白いと感じたなら、それは我々がすごいのではなくて、皆さんの脳がすごいんです。その想像力をサポートしてくれるような効果的な演出で分かりやすい作品になったので、多くの人に楽しんでもらえたら、と思います。
【勝呂監督のコメント】
この場で南湖さんの実演を聞いて、やはり講談は生の声が一番だなと思いました。今回、伝わりやすくするために効果音やBGMを入れることに戸惑いもありましたが、できるだけ南湖さんの元の声を生かすようにバランスを見つつ、たくさんの人が親しめる作品にしたいという想いで製作しました。今日、たくさんの方に観ていただけて本当に嬉しいです。
<旭堂南湖 (きょくどう・なんこ)>
講談師。古典講談の継承、探偵講談の復活、新作講談の創造に意欲的に取り組んでいる。日本全国の講談会、落語会で活躍中。平成14年度「大阪舞台芸術新人賞」受賞。平成22年度「文化庁芸術祭新人賞」受賞。
●特別版・講談「真田大助 駿府の使者」あらすじ
真田幸村の大坂入城を知った家康が、関東方(徳川方)への寝返りを誘うのだが、幸村はそれを受け入れると見せかけ、息子・大助に銘刀「村正」を持たせ、使者として遣わせる。家康との騙し合いの結果やいかに――!?
(オフィシャル素材提供)
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